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りんご(トリマー)

自宅トリミングサロンを開業して10年。
子育て中の主婦トリマーです。
トリマー歴は15年。
海外でのトリミングサロン勤務経験もあり。
習い事が好きでダンスなどを休日に楽しんでいます。

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「サマーカット」はNGワード? トリミングサロンでオーダーするときのコツ

経験談
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こんにちは!

自宅トリミングサロンを開業して10年。トリマーりんごです(‘ω’)ノ

トリミングサロンでこんな風にオーダーしたことがありませんか?

サマーカットにしてくださ~い!

じつはこの「サマーカット」というオーダー、トリマーにとっては非常に曖昧で分かりにくいオーダーに感じるのです。

では、なぜ「サマーカット」がトリマーにきちんと伝わらないをお伝えしていきます(^^)/

夏仕様=サマーカット?

夏の暑い時期になると犬もハァハァ暑そうで、短くカットして涼しくしてあげようと思う方も多いと思います。

そこでよく耳にする「サマーカット」。

サマー=夏

夏仕様の涼しいカットだね!

よし、涼しそうだからサマーカットにしてもらおう!

となるのですが、サマーカットの正しい定義をご存じですか?

サマーカットの定義?

そもそもサマーカットとは何なのか?

短く毛をカットすることだと、何となく想像はつくけどどのくらいの長さのことなのか。

じつはサマーカットには長さの定義がないのです。

ではサマーカットとか何か・・・

サマーカットとは

バリカンなどで短くカットしたペットカットのことである

えっ、ペットカット?

でも犬はみんなペットよね…?

この「ペットカット」の場合の「ペット」はドッグショーなどに出ない、一般家庭で飼われているという意味です。

ペットカットとは

ではペットカットとは何か・・・

まずトリミング用語が広まるきっかけとなった犬種であるプードルのカットスタイルについての説明からしますね。

プードルのカットスタイルはショーカット(ショークリップ)」と「ペットカット」に大きく分けられます

ショーカット

ショーカット(ショークリップ)の代表的なものに、「コンチネンタルクリップ」「イングリッシュサドルクリップ」などがあります。

ドッグショーなどで活躍するプードルはこんなスタイルのイメージがありますよね!

絵が下手なのは目をつむって下さい!!(恥)

これらのショーカットは頭から首回り~背中にかけてがとにかく長い。

ショーに出るときはスプレーで固めて毛を立たせる場合もあるのですが、普段のお手入れもかなり手がかかり大変です。

かっこいいけど、日常向きのスタイルではありませんよね。

ペットカット

そこで日常のお手入れもしやすく、可愛らしいスタイルのペットカットが考え出されました

ショーカットの基本の型を生かしつつ、頭から首、肩にかけて短くカットしてデザイン性もあります。

こういったペットカットが考え出された当時は、現在主流のベアカットはまだ出来上がっておらず、顔はバリカンで刈ってしまうことがほとんどだったようです。

サマーカット

いくつかのペットカットの型のうち、夏の暑い時季や暑い地域でもっと涼しく、快適にと頭や尾、足などのポンポンは残しつつ、体をバリカンなどで体のラインに沿って短くカットしたものがサマーカットと呼ばれるのです。

例えば、足元にポンポンを作るマイアミクリップというものがありますが、

足元のポンポンを残して体部分をバリカンなどで短くカットしてしまうものをサマー・マイアミクリップと呼びます

つまり、普通ペットカットは体を丸みを持たせたようにハサミできれいに形作ります

ペットカットのうち、サマーカットと呼ばれるものはきれいな形を作るなどは気にせずにバリカンやハサミなどで体に沿って短くしてしまいます

そこから転じて、今ではバリカンなどで短くカットしてしまうこと全般をサマーカットと呼ぶようになりました

ハサミでカットしてもバリカンで刈っても、体の形なりに短く毛を切ってしまうことがサマーカットなのね。

トリマーの間ではサマーカットと言わない

ここまで詳しく書きましたが、サマーカットの解釈はトリマーによっても意見がバラバラだったりしますし、何よりサマーカットには長さの定義がそもそもありません

バリカンで刈るならサマーカットと言えるわけですが、バリカンで刈るにしても2mmのつるつるから、1cm以上の長さにまで色んな長さがあります

トリマーの間ではサマーカットと呼ぶよりも〇mm丸刈りなど、具体的なバリカンのミリ数で言った方が分かりやすいので、サマーカットという曖昧な表現は通常しません。

オーダーは具体的に、分かりやすく

自分がカットしてもらいたいイメージをトリマーに正しく伝えるために、体の部分ごとに具体的な数字を使って伝えることをおすすめします。

例えば、「体も足も5mm丸刈りにして」や、「体はバリカンの3mmで刈って、足は5~6cmくらい残すようにふんわりとカットして」など具体的な数字を使って伝えた方が良いでしょう。

ただ「短くスッキリと」や「ふんわり長め」という言葉だけでは、人によって言葉のイメージが変わってくるので「思ってたよりも短くなった!」など失敗しやすくなりますよ。

飼い主様とトリマーのイメージのすり合わせが大事なので、私自身も必ず具体的な数字を使ってお客様からオーダーを伺うようにしています。

まとめ

トリミングサロンでカットのオーダーをするときは、曖昧な表現は避けて具体的な数字を使ってオーダーすることをおすすめします。

カットの長さがイメージが湧かない、バリカンで刈るのは初めてで何ミリがどのくらいの長さになるか分からないという場合は、担当トリマーさんに詳しく聞いてみましょう。

大抵のトリマーさんは他の犬のカットした後の仕上がり写真や、カットスタイル本などを使って長さの説明をしてくれると思います。

好きな雰囲気の写真があれば持参するのもおすすめです。

持参する写真は、なるべくカット後すぐに撮影されたものが好ましいです。

特にプードルは時間がたつとくるくるっと毛がウェーブしてきますので、くるくるした毛の写真ではちゃんとした長さがトリマーに伝わりにくいです。

  • 具体的な数字を伝える
  • カット直後の参考写真を用意する

そうすれば自分のイメージ通りのカットをしてもらえる可能性が高くなります。

ただし、トリマーの技術にもよりますので必ず満足いく仕上がりになるとはお約束できませんが・・・(小声)

オーダー上手になって、トリミングライフを満喫してくださいね!

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