10年前、6畳の小さなプレハブで自宅トリミングサロンをスタートしました。
数年前に増築(増築部分は木造)→倍の広さに拡大して現在に至ります。
今日は、10年間プレハブをトリミングサロンとして使ってきて、実際に感じたプレハブのメリット・デメリットを解説します。
プレハブでサロン開業をしようと考えている方は参考にしてくださいね。
プレハブ4つのメリット
まず最初にプレハブのメリットです。
- 低コスト
- 基礎工事が木造よりも簡易
- 工期が短い
- 撤去もしやすい
メリット①低コストである
プレハブを検討する理由のほとんどは、値段の安さではないでしょうか?
木造で建ててもらうよりも低コストでお店を建てられるのは大きな魅力です。
あまりに安いものだと工事現場のような見た目になってしまうので、お店っぽい外見を選べば100万円前後~になります。
同じ床面積で考えたら木造よりもプレハブの方が低コストで建てられます。
トリミングサロン開業費用を詳しくまとめた記事はこちら。
メリット② 基礎工事が木造よりも簡易
基礎工事は木造に比べて簡易で済むことが多いです。
もちろん土地の状況によってはしっかりした基礎工事が必要な場合もありますので、ケースバイケースです。
購入を決める前に業者さんにしっかり相談してくださいね。
メリット③ 工期が短い
プレハブの設置は工期が短いということも大きなメリットです。
とにかく1日も早くお店を開店したいという方にはうれしいですよね。
大工さんが少しずつ建てて行く様子を見守るのも楽しいですが、プレハブの場合は運んで設置して終了。設置だけならほとんど1日で終わります。
メリット④撤去もしやすい
万が一お店を辞めるとなったときに撤去がしやすいこともメリットです。
引っ越しで移転する場合にも、プレハブをそのまま運べば新しい場所ですぐに再開することができます。
旦那さんの転勤について行くから開業を諦めているという方は、土地を借りてプレハブ開業という選択肢もありますね。
プレハブ4つのデメリット
プレハブにはデメリットもあります。
メリットとデメリットの両方を知ってしっかり検討しましょう。
- 立地によってはクレーンが入れず設置できない
- 決まった形のものしかない
- 断熱材がない(少ない)
- 天井が低い
デメリット①クレーンが入れない所には設置できない
トレーラーに載せて運んでクレーンで設置するので、クレーンが入れないと設置ができません。
クレーンが入れず断念した知り合いもいます。
クレーンが入れるかどうかは、購入を検討する段階でプレハブ業者さんからの現地確認があります。
プレハブにするか迷っている方は、まずは設置が可能かどうかを確認してもらうと良いですよ。
クレーンが入らないと分かれば悩む時間が減ります。
デメリット②決まった形のものしかない
プレハブは正方形か長方形の決められた形しかないので、土地面積を有効活用したいといった場合には不向きです。
たとえばL字や土地に合わせた形に建てるという場合はプレハブではなく木造を選びましょう。
デメリット③ 断熱材がない(少ない)
プレハブには断熱材がない(少ない)ので暑さ寒さが厳しい地方は注意が必要です。
- 夏はエアコン代がかさむ
- 冬は水道凍結対策など必要
この2つも頭に入れておきましょう。
夏は暑さ対策によしずを使ったり、断熱塗料を屋根に塗ったり工夫することで少しはマシになりますが、木造に比べるととても暑いです。
デメリット④天井が低い
実際建物の中に入ってみると分かるのですが、プレハブは天井が低いです。
背が高い人だったら手を伸ばせば天井に手が届くくらい。
天井が低いと圧迫感があり、お店がますます狭く感じてしまいます。
少しでも圧迫感を減らすために、照明器具にはこだわることをおすすめします。
極力薄い照明を選ぶことで圧迫感を減らすことができます。
まとめ
トリミングサロンの店舗にプレハブを使うことのメリット・デメリットを紹介しました。
メリット・デメリットの両方を知って検討しましょう。
特にクレーンが入れないとそもそもプレハブを設置できないので、事前にプレハブ業者さんに確認してもらうと良いですよ。
プレハブが設置できたら、簡素な造りの店内をDIYでオシャレにすることも工夫次第で可能です。
こちらの記事で店内をオシャレにする方法をまとめました。
これから開業するトリマーさんへ、おすすめの会計ソフトについてこちらの記事で紹介しています。
開業後は確定申告を自分ですることになるのでしっかり知識をつけて準備をしていきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。